タオルのお洗濯学
私たちが生活していく上で欠かせない作業「洗濯」。
洗濯、お好きですか?
別に洗濯好きなわけではないのだが、一見なんの生産性もないこの作業は非常に奥深い世界を有しており、常に私の考察対象だ。
生地の素材、洗剤、頻度、干し方、たたみ方….
それぞれの工程で何時間も語れるほどの作業である。
だが、誰もそのやり方や詳細を教えてくれない。実家でやっていた方法を真似て改善していくのが普通だろう。(実は私は大学で洗濯学の単位をとっているが)
ある日家のタオルが臭っているのを、母はどうやって解消していたのかー。
そう、最近我が家でタオルクサイ事件が続いていた。一部のタオルの臭いがとれない。
原因は、そのタオル達が洗濯を待つまでの間、じめじめした環境に置かれていたことだ。洗濯の度に落ち切らなかった見えない汚れは回を重ね勢力拡大。
退治の時はやってきた。
まずは洗濯時に使っている酸素系漂白剤をぬるま湯に溶かし、タオルを1時間ほど浸してから洗濯。ところがあまり効果がない。
塩素系漂白剤は色落ちや生地を痛めるリスクがあるので見送り。
こうなれば次の作戦「熱消毒」である。
熱湯をかけたり、タオルを茹でるというのは水が大量に必要だし一大事である。
そこで文明の力「電子レンジ」の登場。
タオルを水に濡らし、しっかり絞って電子レンジでチン。あとは普通にお洗濯。
なんということでしょう!匠は臭い退治に成功したのです!
目安はハンドタオル3つで2分(500W)。ただし、綿か麻100%のものに限る。
電子レンジからは目を離さないこと。万が一発火しては危険だからだ。
もちろんタオル以外にも応用可能である。
まずは水分を含んだまま洗濯物を放置しないのが肝心だ。
洗濯もの全体が臭うという方は、洗濯機のクリーニングをおすすめしたい。
都度のお洗濯で除菌したい場合は、「酸素系漂白剤」を洗剤にプラスして。
まだまだ洗濯の話は尽きないのだが、いつかまたどこかで。
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